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あなたは本当の自分の能力(ちから)を知っていますか…自然があなたの能力を開発してくれる

                                  自然流指導塾々長

自然流指導塾合同合宿

この合宿は単なる合同合宿ではない。選手の競技力は勿論、それに携わる指導者の指導力研磨の場である。それは今までの僅かな知識や先入観にとらわれず、自分の心を“空”にしたところから無限の“有”が生じる霊的な体験と感動の場である。


徹底!“極地の姿”は打ち込む姿

今回の合宿のテーマは“徹底する”事である。“徹底”とは『物事に一心に打ち込むこと』である。
『物事に一心に打ち込むこと』ことは、その対象と自分が一つになる事である。つまり『徹底』することによってそのゾーンに入る・同化すると言う事になる。
この様な境地を『止観(しかん)』という。それは物事に打ち込む『極めた姿』である。こうなると次々と知恵が湧いてきて、直観力が鋭くなり、次々と発想が浮かんでくる

                                         (〜抜粋〜)



自然流指導塾合同合宿に参加して

                         自然流指導塾生

櫻井先生にはこれまで毎年11月に宮城スタジアム(宮城県利府町)で行われる「宮スタ陸上」クリニックでお会いしておりました。このクリニックでは県内高校生500名程が参加し、各ブロックに選手・指導者として全国的に超有名な方々が指導にあたります。櫻井先生の担当される中長距離ブロックはとても人気があり、一部短距離選手も加わるなど300名を超える選手が受講しています。その練習内容はトラックや芝生、そして傾斜地等を使ったとてもユニークな練習内容で、選手の気持ちを掴み、もってる力を上手く発揮させてくれます。

選手や顧問も「おもいしろ練習」に時間の経つのも忘れ、あっという間にクリニックは終了してしまいます。我がチームの選手達も普段の練習では見られないようなイキイキとした表情で、櫻井先生の一言一言を聞き漏らすまいと必死に前列に陣取り、練習に取り組んでいました。さらに驚いたのは恥ずかしがり屋(内向的な)の選手達が、櫻井先生にフォ―ムや練習方法について一生懸命質問をしていることでした。選手達の「もっと櫻井先生の指導を受けたい!」「強くなりたい」という熱い思いが感じられました。

しかしそうは言うものの、インターハイや全国高校駅伝で数々の優秀な選手を創り、とんでもない実績をもっておられる櫻井先生は雲の上の方。東北大会出場がやっとの我がチームが…。

相棒の顧問の先生と「何とかならないものだろうか…」、グランドで、職員室で、そして縄のれんをくぐり「どうする…」「どうする…」「どうする…」「どうする…」「どうする…」

 決断まではだいぶ悩みましたが、時間的にはそう掛かりませんでした。「選手に最高の環境を与えてやるのが顧問の大切な仕事」「選手の本気の思いを何とかして叶えてやりたい」そして「全国大会へ」と迷わず答えがでました。

 いざ櫻井先生にお願いするにあたり…

「清水の舞台から飛び降りる思い」とは正にこのことでしょう。
顧問二人ありったけの勇気を振り絞り、チーム事情と熱い思いをお話しいさせていただきました。その思いを櫻井先生はご理解いただき、こころよくお引き受けいただきました。

今年の初夢は新年早々14日からの23日間、栃木県烏山町・風月「自然流指導塾合宿」で実現いたしました。その後も3月、そして4月と継続的にご指導をいただいておりますが、その内容や効果はこれまでの合宿文集誌にあるとおり本当に素晴らしいものです。各ブロックを指導する櫻井先生の指導方法、練習環境、緊張感、そして選手の成長は文面以上の内容で、合宿文集誌にある「風・水・背中・スイカ・ぬり壁・スーパーサイア人・座頭市などなど」は参加してみないとわからない面白い内容です。

 現在、櫻井先生の「遠慮は迷惑」のお言葉(名文句)にすっかり甘えおりますが、「指導者の研磨の場」であることを肝に銘じ、これからのシーズンは本気で勝負していきたいと思います。
                                    (合宿文集より)